ジャニーズJrだけは好きにならない。

と、決めていたんだけど。

 

私立バカレア高校

そのドラマをリアルタイムで見た訳では無い。

一部地域は除かれてしまったから。

 

メンツを見た時、当時そこまでジュニアに詳しくなかったわたしでも、おお全員知ってる!と思った。

パフォーマンスを見た時、わたしが一番に感じたのは、ああ、この子達がデビューする時、わたしはきっと迷いもなく彼らに降りれるだろう。少し危うげで尖ってて、私の大好きな歌を歌う彼らは、わたしがその頃失ってしまっていた大好きだったグループを彷彿させた。

 

でも、わたしはジュニアは好きにならない。だって、未来の保障なんてない。一年後同じところにいてくれるかどうかすらもわからない。

デビューしたところで、ずっといてくれる保障なんてないのに、それだけでこんなに辛いのに、知らぬ間に退所して、それすら知らせてもらえないような、そんな子達を応援するなんてわたしは耐えられない。

 

そう思っていた。

でも1度は解体されたと思っていた、彼らにグループ名がついた。

パフォーマンスのクオリティが格段に上がり出した。

たくさんの場数を踏み、オリジナル曲を持ち、ファンも増えだした。

もう無視してはいられなくなっていた。

 

もう一つの理由は、海の向こうに住む今、現場命のジュニア担になる訳にはいかなかった。追えない、それが辛くなることをわかっていたから。

でもその生活もあと1年、終わりは見えてきた。

 

そんな中で見つけた、EX単独譲りツイ。

運命だと思った。行く以外の選択肢なんてなかった。

 

結果からいうと、大正解だった。行くべきだった。一歩間違えたらわたしはまた一生後悔する羽目になるとこだった。

 

セトリを見た時から死にそうだった。

ああ何だよ、わたしのストライクゾーンど真ん中じゃないか。

 

でも実際は、ど真ん中直球ど根性ストレートのストライクだった。

わたしが全てをかけた青春があった。

 

ひとつ言っておくけど、重ねてるわけじゃない、彼らの姿をもう二度と見れなくなったあの6人の代わりにしようという気なんてさらさらない。

 

むしろ、わたしが彼らを好きな理由は、あの頃のKAT-TUNの曲をパフォーマンスしても同じくらいに興奮させてくれるのに、KAT-TUNを恋しくさせないところだから。

 

ただわかりやすくいうと、純粋にそこはわたしの性癖ど真ん中なんだよ!好きにならないわけがないだろ!

 

それと同時に同世代として、ああこの人たちはわたしがかっこいいと思ってきたものを同じようにかっこいいと思ってきたんだ!と嬉しくなった。

 

正直泣いた。わたしが好きだった、一番好きだったころのKAT-TUNの歌を同じアレンジ歌われて、泣かないわけがなかった。全身にわたしの青春が蘇った。

 

な!の!に!

 

その後のオリジナル曲でそれ以上をぶつけられた。すべて上回るパフォーマンスだった。びっくりした。それまで泣いてたはずなのに、もう全身が痺れた。

散々わたしの大好きな人たちの、わたしの大好きな曲をやっておいて、散々エモくさせておいて、そんなんオリジナル曲で全部持っていったSixTONESがもう大好きだった。

 

SixTONESデビューしてた。

 

みんなが口を揃えていうその言葉の意味がわかった。

デビューしてない意味がわからなかった。

 

 

来年の五月まで会えないけど、現場に行けないジュニア担なんて失格かもしれないけど、

それでも、わたしは今SixTONES担になる準備はできている。

だから、せめて、未来はわからないということは重々承知だけど、

来年わたしが日本に帰ってもう1度会いに行くまでは、そこに居てください。